こんにちは!けみかです!
前回は外国株ETFによる高配当株投資について記載しました。
今回は、日本株の投資について述べていきたいと思います(`・ω・´)
高配当株投資における指針
前回も書きましたが、大事なことなのでもう一度掲載しておきます。
高配当株投資において重要なのは、
①株価の安い時に買うこと
②増配を続けている企業を選ぶこと
③減配・無配のリスクの無い企業を選ぶこと
でした。これを踏まえて日本株の投資について書いていきます。
日本の高配当株ETFは正直微妙…
前回、外国株の高配当株投資に関しては、VYM、HDV、SPYDなどの高配当株ETFを保有しているという話をしました。これらを購入するだけで、配当利回りの高い数十~数百社に分散投資出来るというのが魅力です。
「じゃあ日本株も同じように高配当株ETFを買えばいいんじゃない??」
と思われるでしょうが、正直微妙です(´・ω・`)
確かに、配当利回りの高い企業を集めたETFとして、「日経高配当株50ETF」や「日本株高配当70ETF」などが存在します。簡単に紹介しましょう。
①日経高配当株50ETF
構成銘柄数は47日経平均構成銘柄のうち、配当利回りの高い原則50社。2020年5月29日現在)で、構成セクターのトップ5は、卸売業:15.3%、銀行業:15.0%、輸送用機器:8.4%、情報・通信業:8.0%、化学:7.5%となっています。
予想配当利回りは4.0%です。
②日本株高配当70ETF
構成銘柄数は70(今期予想配当利回りの高い原則70社、2020年5月29日現在)で、構成セクターのトップ5は、化学:14.4%、銀行業:10.7%、卸売業:8.4%、建設業:7.7%、保険業:6.7%となっています。
予想配当利回りは4.6%です。
はい。確かに、これらを購入するだけで配当利回りの高い数十社への分散投資が可能です。
ですが、それぞれのETFの構成セクターを見ると、卸売業、保険業、銀行業、輸送用機器、化学などいわゆる景気敏感業種が上位を占めています。
景気敏感業種というのはその名の通り景気の良し悪しに非常に左右されやすい業種を指し、もし景気が悪化すれば構成銘柄の複数社が一気に減配する…なんていう可能性もあります。
一方、前回紹介した外国株の高配当株ETFの構成セクターは、通信、公益、生活必需品など景気に影響されにくい業種も上位にバランスよく含まれており、景気が悪化してもこれらの業種が受け取れる配当金の総額の減少を防いでくれることが期待できます。
では、実際に日本株の高配当株投資をどのように行っているかをお話しします。
日本の高配当株は個別に投資
ETFが使えないなら個別に投資するしかありません。上述の「増配傾向にあり」「無配・減配の心配のない」企業の株を一つ一つ買っていくことになります。
しかし、ここで一つ問題が生じます。それは、株の売買は通常100株以上から行われるということです。
例えば、1株1,000円の株を買いたいと思っても、通常は100株(=100,000円)以上からしか購入できません。これでは投資初心者が手を出すにはちょっと敷居が高いですよね…。
ところが、いくつかの証券会社では100株未満の株(単元未満株と呼ばれます)でも取引を行うことが可能となっており、初心者でも投資に挑戦しやすい環境を用意してくれています。
単元未満株の売買が可能な証券会社はいくつかありますが、なかでも私はSBIネオモバイル証券を利用しています。
その最大の理由は手数料の安さにあります。マネックス証券やauカブコムの手数料はいずれも約定代金の0.5%(最低手数料48円)であるのに対し、SBIネオモバイル証券の手数料は月に50万円以下であればどれだけ株の売買をしても月額200円(+税)で固定となっています。
さらに、SBIネオモバイル証券ではTポイントが毎月200ポイント付与され、これを1ポイント=1円として株の購入に使用できます。つまり、消費税10%として月額220円の手数料を支払い、200円相当のTポイントが付与されるので、結局その差額20円のみを支払うことで月に50万円以下であればいくらでも売買が可能ということになります。すごい!
なお、50万円を超えると手数料も一気に上がりますのでご注意ください。
手数料は、50万~300万円の売買では1,100円、300万~500万円の売買では3,300円となります。まぁ投資初心者でこんな大きな金額を扱うことは無いと思いますが…。
また、約定料金は「売」「買」双方の合計となりますが、私の高配当株投資では原則株の売却はしないので、購入額の合計だけに気を付けていれば問題ありません。
高配当株(日本株)投資の現況
さて、最後に現在の私の高配当株(日本株)投資の現況(2020年6月17日現在)についてお話して終わりましょう。
というわけでこんな感じです↓↓
・投資銘柄数:43社
・元本合計:355,902円
・評価額合計:359,770円
・損益:+3,868円(+1.09%)
・予想配当:15,732円
・簿価利回り:+4.42%
税金(20.315%)を考慮すると簿価利回りは3.52%程度となります。
前回も言いましたが、私は税引き後利回り3%以上をキープして運用することを目標としているので、今のところは申し分無い成績と言えますね。
おわりに
日本株の高配当株投資も外国株と同じようにETFが利用できれば一番手っ取り早いのですが、まぁ今後良い商品が出てくることに期待ですね。
とはいえ、良いETFが無いからこそこうやって自分で個別に株を買う機会ができたとも言えるので、投資の勉強をするという意味ではむしろ良かったのかもしれません。
さて、私が保有している高配当株の銘柄やセクターの内訳なんかについても、いずれお話しできればと思います。
ではでは。
コメント