こんにちはー。けみかですー。
第8回目。今回はPSYCHO-PASSの第2期についてレビューしようと思います!
第1期についてはこちらに書いてますのでどうぞご覧ください↓
基本情報
大まかな基本情報は第1期の紹介の際に述べたので割愛しますが、脚本担当は第1期の虚淵玄さんから熊谷純(くまがい じゅん)さんに変わっています。この第2期は2014年に放送され、第1期から1年半後の世界が舞台となっています。
ストーリー
第1期の槙島の事件以後、霜月美佳が監視官として着任し、公安局刑事課1係のメンバーは大きく変わることとなった。
第1期では執行官であった者のうち、狡噛は槙島の事件の後に消息を断ち、縢はシビュラシステムの深淵を除いた後に行方不明という扱いになり、征陸は息子である宜野座を庇って命を落とした。ただ一人六合塚は変わらず執行官として勤務している。
一方、常守は引き続き監視官として任務に当たり、同じく監視官であった宜野座は犯罪係数の上昇により執行官へと降格した。そして、新たに雛河翔と東金朔夜を執行官として迎え、結局監視官2名、執行官4名の計6名と、人数としては同等の編成となった。
霜月の着任からおよそ1年半が経過した頃、公安局は都内で発生していた連続爆破事件を追っていた。実行犯である喜汰沢は、「”カムイ”が自分(の色相)をクリアにしてくれる」と述べており、その後に起こる事件の犯人らも口を揃えて”カムイ”を自らの犯罪係数を低値に保ってくれる救世主であるかのように話すのである。低値であるがゆえにドミネーターによる執行が叶わず、槙島の件に続きシビュラシステムの欠陥が明らかになる。
カムイとは一体何者なのか…?捜査を続ける常守らが辿り着いたのはある航空機の墜落事故であった。その唯一の生存者である鹿矛囲桐人は瀕死の重傷を負ったものの、その他の搭乗客計184名がドナーとなる移植手術を受けて生還していたのだ。
いわば多数の人間を貼り合わせたような存在である鹿矛囲を、シビュラは一人の人間として認識せず、結果として社会的に阻害された鹿矛囲はシビュラを憎み、シビュラに裁きを下すために様々な事件を引き起こしていた。
鹿矛囲の移植手術を敢行した東金美沙子は免罪体質者としてシビュラシステムの一員となっており、シビュラの存在意義を否定する鹿矛囲を排除するため自ら鹿矛囲の前に立ちふさがり処分することを試みたが、自らを除くシビュラシステム全体の意思により潜在犯と認定され、結局は鹿矛囲のドミネーターで執行されることとなる。
東金美佐子を否定したシビュラシステムは、集合体としての鹿矛囲を認識することを決め、即ち個人だけではなく集団としてのサイコパス判定を導入することを決めたのだった。これはつまり「個人としては正常なサイコパスを保っている」場合でも、「集団としてサイコパスに問題がある」場合には執行対象となり得ることを意味する。
それゆえに集合として犯罪係数を上昇させ得る人間には周囲からの私刑による制裁が行われる危険性もあるが、常守は「社会が人間を選ぶのではなく、人間が社会を選ぶ」としてこれからの人間に期待する。
一方、東金朔夜の行動に不信感を抱いていた霜月は、あることがきっかけで彼の正体を知ることとなる。東金朔夜は東金美沙子の息子であり、彼らはシビュラシステムの脅威となる鹿矛囲と、その排除を拒んだ常守を貶めようとしていた。
東金親子の正体を知った霜月は、彼らの半ば脅迫的な言動によりシビュラシステムへの忠誠を誓うこととなる。
主要登場人物

左から、宜野座、雛河、雑賀、常守、唐之杜、霜月、六合塚、東金
霜月美佳(しもつき みか、CV:佐倉綾音):第2期の主人公。18歳という未成年でありながら監視官として着任した。自身のサイコパスは常にクリアだが、少しでもこれを濁らせる可能性のあるものは全力で回避する。監視官と執行官の役割は明確に区別するべきという言わば役人体質であり、その枠組みから外れた行動をとる常守に対しては苛立ちや不信感を抱いている。
常守朱(つねもり あかね、CV:花澤香菜):第1期に引き続き監視官として任務に当たる。槙島とは異なるタイプのイレギュラーである鹿矛囲を完全に排除しようとするシビュラシステムの矛盾を追求する。
宜野座伸元(ぎのざ のぶちか、CV:野島健児):第1期では監視官であったが、犯罪係数の上昇に伴い執行官に降格した。父親に似ている目元を隠すために着用していた伊達メガネは外している。
六合塚弥生(くにづか やよい、CV:伊藤静):第1期に引き続き執行官として任務に当たる。第1期にて当時高校生であり友人を失った霜月を慰めた経緯から、彼女には慕われている。
雛河翔(ひなかわ しょう、CV:櫻井孝宏):執行官。精神に疾患があり同僚とのコミュニケーションに難を抱えているが、ホログラムや薬剤に関して知識があり、鹿矛囲の事件を追う際には大きな力となっている。中の人が槙島と同じってマジっすか…。
東金朔夜(とうがね さくや、CV:藤原啓治):執行官。優れた判断力と行動力で上司である常守をサポートしている。しかし、「担当監視官の犯罪係数を上昇させドミネーターで執行」してきたという裏の顔を持ち、常守のクリアなサイコパスを黒く染めることを企んでいる。
鹿矛囲桐斗(かむい きりと、CV:木村良平):第2期での事件の鍵を握る人物。サイマティックスキャンに認識すらされない彼は、槙島とはまた異なるイレギュラーな存在であった。その原因は”多体移植”を受けて”集合体”となったことにあり、自身を社会から隔絶したシビュラシステムには多大なる憎悪を抱いている。
感想
第1期に続き、今回もシビュラシステムの欠陥が浮き彫りになる事件がテーマとなりました。第1期では、免罪体質を持つ槙島はシビュラによる犯罪係数の測定では常に低値を示し、いくら犯罪を犯しても裁くことが出来ないという問題がテーマでした。
今回の鹿矛囲の事件では、上述のように多体移植による集合体としてのシビュラの認知が焦点となりました。いや正直作者さんよくこんなネタ思いつくなぁと感心しました。
私の理解力の足りなさゆえか、物語の終盤の意味は1回見ただけじゃよく分からなかったのですが、最後に東金美沙子が処分されたのは、結局「シビュラが集合体としての犯罪係数の計測を認めた結果、自分自身が裁きの対象とならないように集合体(=シビュラシステムの全構成員)の中で最も犯罪係数の高い東金を排除することで、集合体としての犯罪係数を下げることを選択した」ということなんですかね。たぶん。合ってる?(汗
個人的には1期の方が面白かったかなーというのが率直な感想なんですが、その理由を考えてみると2期は登場人物のインディビデュアリティがあまり重視されていなかった(ように感じた)からかなと。
例えば1期では、どの監視官・執行官にも各々の出自というか背景がちゃんと説明されていたと思うのですが、2期では(東金は別として)あまりそういうことが語られていなかった気がします。
雛河は「以前はホロデザイナーをしていた」くらいしか情報が無かったし、主役であるはずの霜月に関しても大した説明が無かったかと思います。まぁ「当然第1期も見てるだろうし説明不要だよね?」と言われたらそれまでですが…。
この辺りは話数の問題もあるのかもしれませんね。第1期が計22話だったのに対し第2期は半分の計11話。枝葉(とは思いませんが)は削らないと話が収まらないという判断もあったのかもしれません。あくまでも推測。
さて、第2期では主人公の霜月ですが、キャラクターとしての評判はそんなに良くないようですね。私もちょっと苦手でしたw(が、3期を見てまた彼女に対する印象は変わりました。)

事件の対処等よりも自分の色相が濁らないことを最優先に行動する、責任のある監視官という立場でありながら自分勝手な印象を与えたのかもしれません。霜月の声を担当している佐倉綾音さんは、演技をするにあたって監督から「全世界の視聴者の方に嫌われてください」と指示されたそうですが、それなら見事思惑通りに演じ切れていると言えますね。
最後に、東金朔夜を演じていた藤原啓治さんは私の大好きな声優の一人でした。藤原さんの演じたキャラクターの中で私がはじめて出会ったのは野原ひろし(クレヨンしんちゃん)で、子どものころは毎週のように楽しみにしていたのを覚えています。他にもヒューズ(鋼の錬金術師)、ハンネス(進撃の巨人)、樋口師匠(四畳半神話大系)など幅広く演じてこられました。55歳の若さで亡くなられてしまったのは大変残念です。ご冥福をお祈りいたします。
FOD PREMIUMで快適なアニメ視聴を
昔はレンタルビデオ屋に行って見たいアニメのビデオやDVDを借りたりしていましたが、量が多いとかさばったりして大変なんですよね結構…。
見終わった後は返却しに行くのも面倒ですし、なにより期日を忘れて返しそびれると延滞金がシャレにならない値段になったりしますね。苦い思い出…。
しかし今は便利なもので、ネット上で動画を配信している公式サイトも多く存在しています。
中でも、FOD PREMIUMではアニメに限らずフジテレビのドラマや映画も見られ、更に雑誌やコミックを読むこともできるという至れり尽くせりな環境となっています。
これだけ色々できて料金は月額888円(税抜)。
レンタルショップに足繁く通っていた頃には想像できなかった安さ&便利さですね。。

特にこのコロナ禍で外に出掛けるのが憚られる今日この頃、自宅でまったりアニメ視聴に耽るのも良いのではないでしょうか(˘ω˘)♪
ではでは。
コメント