こんにちは。けみかです。
この頃めっきり寒くなってきました。秋の涼しい気候は好きなのですが、このちょうどいい季節は毎年すぐに去ってしまって少し寂しいです(´・ω・`)
さて、突然ですが「老後2000万円問題」が昨年話題となったのを覚えていますか?
これを聞いて、

マジかよ…。2000万円もどうやって貯めりゃいいんだ…。
と焦った方も多いと思います。そりゃ国が突然そんなことを言いだしたら焦りますよね…。
しかし、もうすでに”老後”まで時間の無い方が急に2000万円を貯めるのは難しいですが、一方でまだ若い方には十分貯金可能な金額です。
この「老後2000万円」という言葉、実際に老後に必要となる金額とは異なるかもしれませんが、特に若い人に対しては貯金への意識と明確な目標金額を示してくれた点では、マネーリテラシーの向上という観点からはプラスだったんじゃないかなと思います。
さて、皆さんはちゃんと貯金できていますか?
というわけで、今回は【無理なくお金を貯める方法】を5つご紹介したいと思います!
私自身について
本題に入る前に、まず私のことを少し。
私は現在30代前半のサラリーマンで、年収は額面で550万円くらいです。
以下に示す世間の平均年収(出典:Doda)に比べたらやや多いほうですが、めちゃくちゃ稼いでいるわけでもありません。
年齢 | 全体 | 男性 | 女性 |
30歳 | 407万円 | 436万円 | 361万円 |
31歳 | 417万円 | 450万円 | 364万円 |
32歳 | 428万円 | 463万円 | 371万円 |
33歳 | 439万円 | 477万円 | 374万円 |
34歳 | 453万円 | 494万円 | 381万円 |
35歳 | 455万円 | 496万円 | 382万円 |
36歳 | 460万円 | 504万円 | 384万円 |
37歳 | 466万円 | 514万円 | 383万円 |
38歳 | 478万円 | 527万円 | 391万円 |
39歳 | 479万円 | 530万円 | 392万円 |
そんな私ですが、入社後約6年で貯金額が1000万円に到達しました(入社前からの貯金は含めていません)。
株式投資など資産運用も実践しているもののまだ期間が短いこともあり、この1000万円はほとんど節約によって貯めたものとなります。
要は、

株とか投資とか怖いし絶対に手を出したくないわ…
というような人も、日々の節約だけで十分にお金を貯めることができますよということです。
個人的には今後資産運用は必要不可欠なものになってくると思っているので、是非一歩踏み出して欲しいところではありますが^^;
毎日の生活を送っていく上で節約可能なポイントはいくつもありますし、全て挙げるとキリが無くなるのでやめておきますが、私の経験的に最も効果が高かったものを5つ紹介したいと思います!
節約術その1:家計簿をつけよう!
節約を考える際に最も大事なこと、それはズバリ、家計簿をつけることです。
私も実際に知人から「全然貯金できないんだけどどうしたらいい??」みたいな相談を受けることもあるのですが、かなりの確率で家計簿をつけていない人が多いです…。
「自分がいくら稼いでいて(収入)、いくら使っているのか(支出)」を把握出来ていないのにお金を貯めようというのは本末転倒です。
最初は簡単でいいので、毎月の収支をちゃんと記録するようにしましょう。
もちろん従来の紙の家計簿でも構いませんが、私は字が汚い(笑)のでエクセルでまとめています。
家計簿の記載で大事なのは収入よりも支出の項目です。「何に」「いくら」使っているかを知るために、項目ごとに分けて書きましょう。
参考までに、私は
①家賃、②電気代、③ガス代、④水道代、⑤通信費、⑥保険料、⑦食費、⑧交際費、⑨交通費、⑩日用品代、⑪衣類、⑫書籍、⑬家具家電、⑭医療費、⑮娯楽
などに分けています。実際には更に細分化していますが、私の場合は半分趣味で家計簿をつけているようなものなので、もっとシンプルな分類でも構わないと思います。
また、最近はデザインや機能性に優れた家計簿アプリ(マネーフォワードME、Zaimなど)も充実していますし、

家計簿、いつも三日坊主になっちゃうんだよなぁ…
という人も続けやすくなっているのではないかと思います(`・ω・´)
実際に家計簿をつけて収入と支出のバランスを知ることで、節約すべきポイントがくっきりはっきり見えてきます。
ところでちょっと古いデータですが、株式会社クレディセゾンによると、家計簿をつけている人の割合は30%に満たないそうです(回答期間:2018年3月27日~4月3日、有効回答数:10,048件)。

つまり、家計簿をつけるだけで上位30%に入れると思えば、やる気も上がってきませんか?(^o^)
もちろんそんな単純な話じゃないですがw
節約術その2:携帯電話を見直そう!
一番手っ取り早く節約効果も高いのが携帯電話の見直しです。
特に、もしもあなたの使っている携帯電話が三大キャリア(docomo、au、SoftBank)のものだったら、早急に見直すことをお勧めします。
MMD研究所が今年の3月に15歳~69歳の男女41,120人を対象に行った調査によれば、実に76%以上の人が三大キャリアを使っているようです。

私自身、高校生の頃からつい今年の初めまで15年以上auの携帯電話を使っていました。
その間にいわゆる「格安スマホ」というものが現れて、乗り換えようと思ったことは何度かあったものの結局踏ん切りがつかず、ずるずるとauの携帯を使い続けていました。

長年auと付き合ってきたしやっぱ愛着があるんだよなぁ
とか

まぁそのうち格安スマホに対抗して三大キャリアも安くなるでしょ!
みたいなことをのんきに考えていたんですね。
しかし料金が下がることは一向に無く…というかむしろ上がったりしていました。
そこでようやく色々検討した結果、今年の3月についにUQモバイルへと乗り換えることにしたのですが、auとの料金の差にビックリしました。比較のために実際の料金をお見せしますね。
まずはau時代の料金から↓

はい。これに機種代金も合わせて、月1万円くらい支払っていました。
そしてUQモバイルに乗り換えた後はこんな感じ↓

なんと2,000円台で済んでしまいました。
機種代金は別にしても月6,000円以上、年間で72,000円以上も簡単に節約できたことになります。
なんでもっと早く乗り換えていなかったのかと後悔しますね。。
もちろんau時代に比べると容量も速さもレベルダウンしてはいますが、私の普段の使用(twitterやweb閲覧、YouTube視聴など)ではほとんど問題ありません。
詳しくは以前書いた記事をご覧くださいませ↓
月に6,000円節約できたということは、月に収入(手取り)が6,000円上がったことに等しいです。
私みたいな普通の会社員にとって月6,000円の給与アップは非常に難しいですが、格安スマホに替えることで簡単に実現出来てしまいました。
なお、私は料金や速度、auからの乗り換えやすさなど色々勘案してUQモバイルにしましたが、他のmvno(BIGLOBEモバイル、楽天モバイル、mineoなど)でも全く問題ありません。
また、菅政権の誕生によりキャリア各社に携帯料金の低減が要請されており、各社とも新しいプランを打ち出してはいるもののmvnoに比べればまだまだといった印象ですね。
というわけで、ご覧の通り非常に大きな効果の期待できるポイントなので、キャリアの携帯電話を使っている人には検討を強くお勧めします!(`・ω・´)
節約術その3:現金での買い物をやめよう!
近頃はクレジットカードやペイペイなどの決済アプリで支払いができるお店も増えてきました。
そういうところで買い物をする際は、キャッシュレス決済を積極的に利用しましょう。
その大きな理由はズバリ、ポイントが貯まるからです。
どのカードやアプリを使用するかにもよりますが、年間数万円、場合によっては10万円以上の節約も十分に可能です。
一例として、最近私自身が色んなところで耳にする楽天カードについて紹介します。
基本的には100円の利用で1ポイント貯まり、1ポイント=1円として利用可能ですが、以下のように様々な楽天関連のサービスを利用することで、最大16倍まで倍率を上げることが可能です(2020年11月2日現在)。
サービス | 倍率 | 達成条件 |
楽天モバイル | +1倍 | 対象サービスを契約 |
楽天ひかり | +1倍 | 対象サービスを契約 |
楽天カード | +2倍 | 楽天カードを利用して楽天市場で買い物 |
楽天プレミアムカード | +2倍 | 楽天カード(プレミアム)を利用して楽天市場で買い物 |
楽天ゴールドカード | +1倍 | 楽天カード(ゴールド)を利用して楽天市場で買い物 |
楽天銀行+楽天カード | +1倍 | 楽天銀行の口座から楽天カード利用分を引き落とし |
楽天の保険+楽天カード | +1倍 | 「楽天の保険」の保険料を楽天カードで支払い |
楽天でんき | +0.5倍 | 加入&利用 |
楽天証券 | +1倍 | 月1回500円以上のポイント投資(投資信託) |
楽天トラベル | +1倍 | 対象サービスを月1回5,000円以上予約し、対象期間の利用 |
楽天市場アプリ | +0.5倍 | 楽天市場アプリでの買い物 |
楽天ブックス | +0.5倍 | 月1回1注文1,000円以上の買い物 |
楽天Kobo | +0.5倍 | 月1回1注文1,000円以上の買い物 |
楽天Pasha | +0.5倍 | トクダネ対象商品の購入&レシート申請で、合計100ポイント以上の獲得 |
Rakuten Fashionアプリ | +0.5倍 | Rakuten FashionアプリでRakuten Fashion商品を月1回以上買い物 |
楽天TV・NBA Rakuten | +1倍 | NBA Rakutenもしくは楽天TV「Rakutenパ・リーグSpecial」加入・契約更新 |
楽天ビューティ | +1倍 | 月1回3,000円以上の利用 |
例えば月に5万円使った場合、通常付与されるポイントは500ポイントですが、条件を満たすことで最大16倍の8,000ポイントまで跳ね上がります。わけがわかりませんね。笑
まぁ全部の条件を満たすのは難しいにしてもかなりの倍率向上が狙えると思います。
特に楽天モバイルを使用している方は、携帯電話代を全てポイントで支払うということも十分可能となります。
詳しく知りたい方はぜひ「楽天経済圏」というキーワードを調べてみてください♪
他のクレジットカードや決済アプリを使っても、直接現金で支払うより得する場合が多いので、節約のためにも検討されることをお勧めします!
節約術その4:保険を見直そう!
特に現時点で保険に加入している方には、最も節約効果が高いものの一つです。
日頃CMなんかで「生涯でガンになる人は2人に1人!」というようなことを言われるとつい、

いつガンになるかもしれないし保険入っとかないとヤバいな…
と怯えてしまう気持ちも分かりますが、そこで保険に入ってしまうともうそれは保険屋の思うツボです。
この「ガンになる人は2人に1人」というのは事実であり嘘を言っているわけではないのですが、この話をするときには必ず年齢に注意しなければなりません。
これについては、男女それぞれにおける各年齢別のガン罹患リスクに関するデータを国立がん研究センターが発表していますので見てみましょう。
以下の表では、例えば「30歳男性が10年後までにガンと診断される確率は0.6%」というように読みます。


どうでしょう。最右の「生涯」の列を見れば概ね50%を超えており「2人に1人がガンになる」ことが分かりますが、それはあくまである程度年を重ねてからの話です。
このデータより、特に若い人にはガン保険は不要だということが分かりますね。

え、でも若い人がガンになる確率も数%あるし保険は必要でしょ!
という方もいらっしゃるでしょうが、確率の低い事象に対して高額な保険料を支払い続けるのはナンセンスです。
そもそも日本には「高額療養費制度」というものがあり、医療費があまりに高額で”上限額“を超えた場合にはその超過分を支給してもらうことが出来ます。
この上限額はその人の所得によって以下のように変わります。

例えば、年収400万円の人のある月の医療費が100万円であった場合、上限額は80,100+(1,000,000-267,000)×0.01=87,430円となります。
3割負担であれば、30万円とその差額である212,570円を支給して貰うことが出来ます。
もちろん民間のガン保険に入っていれば更に支給されることになりますが、低確率な事象に高額な保険料を毎月払う必要があることを考えると割に合わないですね。
ここではガン保険を例に挙げましたが、他の生命保険も同様です。
ところでこの高額療養費制度、私は企業に就職してからの研修で初めて知りました(´・ω・`)
義務教育で教えてもいいレベルだと思うのですが。。
節約術その5:ふるさと納税を活用しよう!

ふるさと納税ってよく聞くけど、正直よく分かんないしやってないんだよな~
という方、結構多いのでは?
私自身実際にふるさと納税を始めたのは一昨年とつい最近のことなのですが、本当にこれはやらなきゃ損です!(`・ω・´)
ふるさと納税の概要はこんな感じ↓
ふるさと納税とは、生まれた故郷や応援したい自治体に寄付ができる制度です。手続きをすると、寄付金のうち2,000円を超える部分については所得税の還付、住民税の控除が受けられます。あなた自身で寄付金の使い道を指定でき、地域の名産品などのお礼の品もいただける魅力的な仕組みです。
ふるさとチョイスHPより引用
要するに、非常に大ざっぱに要約すると、
「自己負担額2000円で一定額までの寄付ができて、更に返礼品がもらえる」
ということです。
この「一定額」というのはすなわち「控除上限額」で、その人の年間の所得によって変わってきますので、ふるさと納税を扱っているサイト(さとふるやふるさとチョイスなど)に掲載されているシミュレーターを使って、自分がいくらまでなら自己負担額2000円で寄付出来るのかを予め試算しておきましょう。
もちろんこの控除上限額を超えても寄付はできますが、自己負担額も増えてしまいますのでご注意ください。

なるほど!じゃあ具体的にはどうすればいいの?
実際に寄付をするには、上記のさとふるやふるさとチョイスなどのような代行サービスを受け持っているサイトを利用するのが手っ取り早いです。手順についてはそれぞれのホームページをご覧ください。
どちらでもよいと思いますが、私はさとふるを使用しています。
さて、先ほど「自己負担額2000円」で出来ると書きましたが、そのための手続きが必要となります。これを忘れると全くお金は戻ってこないので気を付けましょう。
手続きには次の2通りの方法があります。
①確定申告
最も一般的な申請方法です。自営業やフリーランスの方には今さら説明することでもないでしょう。
寄付をした翌年の3月15日までに、寄付先の自治体から送られてくる「寄付金受領証明書」を確定申告書類と一緒に税務署に提出しましょう。
すると、先述の「控除上限額」以内の寄付であれば、所得税および住民税から「寄付総額-2000円」が控除されるので、実質2000円で寄付ができるという仕組みです。
②ワンストップ特例制度
私のような平凡な会社員におすすめなのは、確定申告よりもこちらのワンストップ特例制度による申請です。
この方法では、寄付を行ったあとに「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」をその自治体に送るだけでOKです。
確定申告をしなくても、寄付先の自治体が自分の住んでいる自治体に「〇〇円寄付を受けたから、その分だけ住民税から引いておいて!」という情報を自分の代わりに送ってくれるという仕組みです。
ただし、この制度を利用するには以下の3つの条件を満たしていなければなりません。
①もともと確定申告をする必要が無い給与所得者等であること
②1年間の寄付先が5自治体以内であること
③寄付の度に自治体へ申請書を送付していること
①は、大体の会社員の方は問題無いでしょう。年収2000万円以上の高所得者は別ですが…。なお、医療費控除などで確定申告が必要となる場合も本制度は使えなくなるので注意しましょう。
②について、うっかり寄付先が5自治体を超えてしまうと本制度は使えず、確定申告が必要になってしまいますので気を付けましょう。
③は、例えば同じ自治体に複数回寄付をするというのも可能ですが、その度に申請書を送らないといけませんよということです。
以上、結局はどちらの方法でも構いませんが、重要なのは自分の控除上限額を把握しておくことです。
シミュレーターによる試算はあくまで試算なので厳密な上限額は分かりませんが、例えば年収550万円で独身の場合は、控除上限額は68,000円と算出されました。
つまり、寄付総額68,000円分の返礼品を2000円で貰えるということになるので非常にお得ですね。
さて、上記の説明から分かるように、ふるさと納税を行うとその分だけ住民税(や所得税)から控除されるので、結局は自分の住んでいる自治体の税収が減ることになります。
なので、

返礼品目当てで寄付するなんて浅ましい!
インフラ整備などのためにもちゃんと自分の自治体に住民税を納付するべき!
という方もいらっしゃいます。
まぁごもっともな指摘だとは思いますが、ふるさと納税をしたからといって自分の住んでいる自治体に支払う住民税が0になるわけではありません。
私の場合、昨年は控除上限額ギリギリまで寄付をしましたが、それでも住民税については本来の額の8割程度が徴収されています。
ふるさと納税が国によって制度として認められている以上、税収減を懸念する自治体はむしろ他の自治体に住む人から寄付が貰えるようアピールしていくべきなんじゃないかな~と個人的には思いますね。
さて、今年はまだどこに寄付をするか決めてないので、これから色々考えたいと思います(・∀・)
まとめ
今回は、「無理なく出来る節約術5選」ということで、
①家計簿をつけること(これをしないと始まらない!)
②携帯電話の見直し(キャリアからmvnoへ!)
③キャッシュレス決済の利用(ポイント貯まるよ!)
④保険の見直し(というか解約!)
⑤ふるさと納税の利用(返礼品を貰って節税しよう!)
の5つを紹介しました!
私自身が実践している節約の方法はまだ他にも色々ありますが、手っ取り早く実施出来て大きな効果が狙えるものに絞ったつもりです。
そして、ある程度貯金ができてきたら、今度はインデックス投資などの長期投資を始めてみることをお勧めします。
ではでは~。
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